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機関誌「柔道」

2001年1月号

主要内容
1 全国警察柔道大会

 本大会は平成12年11月9日(木)、47都道府県から423名が参加し日本武道館において盛大に開催された。試合は第一部:13チ?ム、第二部:18チ?ム、第三部:18チ?ムで昭和63年度より「引き分けなし」で必ず勝敗を決するようになった。さらに昨年度より先鋒66kg以下、五将81kg以下、四将・三将100kg以下、副将・大将無差別の6名で行われるようになって2回目である。試合結果は次の通り。

◎第一部
 優勝:警視庁 二位:大阪  三位:神奈川
◎第二部
 優勝:愛知  二位:広島  三位:熊本
◎第三部
 優勝:埼玉  二位:北海道 三位:宮城
2 全国女子柔道体重別選手権大会

平成12年11月18日(土)に日本武道館で盛大に開催された。本大会は、オリンピック並びに世界選手権大会等の国際試合を目指す平成12年度後期の全日本女子柔道強化選手の選考会、平成12年12月の福岡国際女子柔道選手権大会の代表選手選考会、及び2001年世界柔道選手権大会(ドイツ・ミュンヘン)日本代表選手第一次選考会を兼ねており、7階級253名の選手により熱戦が展開された。各階級の優勝者は次の通り。

 48kg級  濱野 千穂(東和大学4年)
 52kg級  磯崎 祐子(塩谷建設)
 57kg級  山田真由美(コマツ)
 63kg級  木本 奈美(住友海上火災保険)
 70kg級  風戸 晴子(帝京大学1年)
 78kg級  手島 知佳(筑波大学2年)
 78kg超級 薪谷  翠(筑波大学2年)
3 全日本学生柔道体重別団体優勝大会

学生柔道(男子)の体重別団体日本一を決定する本大会は、平成12年11月11日(土)、12日(日)の両日、兵庫県尼崎市記念公園総合体育館において開催された。体重別7人戦で、各地区の予選を勝ち抜いた48大学が日本一を目指して激突した。
 大会初日は一、二回戦、2日目は三回戦以降の試合が行われ、筑波大学(関東)、天理大学(関西)、日本体育大学(東京)、明治大学(東京)がベスト4に進出した。決勝戦に駒を進めたのは筑波大学と明治大学で、熱戦の結果、明治大学が2対2の内容差で筑波大学を破り、大会初優勝を果した。
4 アジアジュニア柔道選手権大会

 平成12年11月10日?12日の3日間、香港のクイ?ンエリザベススタジアムで、第1回アジアジュニア柔道選手権大会が開催された。24カ国から男子108名、女子81名のエントリ?があった。この大会に参加した日本選手は、9月に行われた全日本ジュニアで準優勝した選手が中心である。日本選手は次の通り。

◎男子
 60kg級  西田 雄祐(東海大)
 66kg級  明先優太郎(埼玉大)
 73kg級  渡辺 一貴(世田谷学園高)
 81kg級  谷口  徹(東海大相模高)
 90kg級  小野 俊教(東海大)
100kg級  菅井 直人(東海大)
100kg超級 嶺  直樹(中央大)
◎女子
 45kg級  岩崎明日香(八女工業高)
 48kg級  池野 久子(同朋高)
 52kg級  吉村 依子(帝京大)
 57kg級  根崎 裕子(筑波大)
 63kg級  上野 順恵(旭川南高)
 70kg級  風戸 晴子(帝京大)
 78kg級  五戸  芳(天理高)
 78kg超級 小松崎弘子(拓殖大)
 女子選手は、全員がメダルを獲得した。
5 シドニ?パラリンピック柔道競技

 シドニ?パラリンピック競技大会は、平成12年10月18日から29日までの12日間にわたり、オ?ストラリア・シドニ?市において開催された。この大会は「国際スト?ク・マンデビル競技会」からはじまり、パラリンピックという言葉は1964年(昭和39年)東京で第13回大会が開催されたときに、日本で作られた言葉である。日本選手及びその成績は次の通り。

 66kg級  藤本  總(徳島) 優勝
 81kg級  中村 健一(石川) 五位
 90kg級  稲葉 統也(静岡) 五位
100kg級  松本 義和(大阪) 三位
100kg超級 宮内 栄司(徳島) 三位
6 全日本視覚障害者柔道大会

  本大会は平成12年11月5日(日)、11都道府県から41名の選手とイギリスから5名の選手が参加して講道館で盛大に開催された。今回は第15回大会で、第1回大会から連続して出場している加藤則夫六段に表彰が、またシドニ?パラリンピック大会でメダリストになった藤本 總(金)、松本義和(銅)、宮内栄司(銅)各選手に対し特別表彰が実施された。なお、藤本 總選手は三段に特別昇段し嘉納行光会長から昇段証書が授与された。
7 全国青年大会柔道競技

  第49回本大会は、平成12年11月11日(土)?12日(日)の2日間、講道館において開催された。この大会の趣旨は、全国の勤労青年があいつどい、体育、芸能文化及び意見発表を実施し、これを通して相互に友好親善を深め、あいたずさえて健康で文化的な生活を樹立し、健全な郷土社会の建設に寄与しょうとするものである。第1日目は団体戦、第2日目は個人戦が行われた。
8 その他

講道館平成13年行事一覧
IJF理事会報告 中村良三氏執筆
東アジア柔道連盟総会報告 藤田真郎氏執筆
全柔連事務局のペ?ジ(全柔連新事務局長が決定、IJF審判規定改正点)
南から北から(各地だより)〈福岡県、茨城県、新潟県、岩手県、青森県〉
故松本芳三九段のご逝去を悼む 竹内善徳氏執筆
講道館月次試合
柔道界展望台
講道館昇段者 
細部は「柔道」平成13年1月号をご覧ください。

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