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機関誌「柔道」

1999年4月号

主要内容
1 全日本柔道選手権大会各地区のホープ

全日本柔道選手権大会は4月29日(木・祝)に開催される。各地区の予選は3月中旬には終了した。代表選手は推薦として昨年度の優勝者及び準優勝者、各地区からの出場者は東京9名、近畿6名、関東・九州各4名、北海道・東北・北信越・東海・中国・四国各2名であり、各地区のホープについて掲載している。
2 六段昇段者発表

平成11年六段候補者に関する特別審議会は1月14日(木)に開催され、411名が1月15日(金)「講道館鏡開式」の日付で発表された。
3 冬季欧州国際柔道大会

(1)ロシア国際柔道大会
ロシア国際柔道大会は、1月23日・24日の両日、旧ソ連諸国を中心とした21カ国を集めて、モスクワ市のドゥルーッズバ体育館において開催された。日本選手及びその成績は次の通り。
73kg級  矢野 智彦(東芝ブラント)
81kg級  鉄谷 竜三(警視庁)    三位
90kg級  大原 尚喜(東洋水産)
100kg級 小齋 武志(日本道路公団) 三位
100kg級 宗 真一郎(九州電力)

(2)フランス国際柔道大会(男子)
1999年フランス国際柔道大会は、クーベルタンスタジアムみおいて、2月12日?14日の3日間にわたり60カ国、267名(男子)が参加して盛大に開催された。今大会は日本選手にとって、バーミンガム世界選手権の代表選考に係わる非常に重要な大会である。試合は、3会場、4試合場で予選ラウンドが行われ、決勝ラウンドはメイン会場の2試合場をのみを使って行われた。また、畳の色が試合場内は黄、危険地帯は赤、安全地帯は緑というカラフルなものであった。日本選手および試合結果は次の通りである。

60kg級   徳野 和彦(神奈川県警)
60kg級   江種 辰明(天理大学)   二位
66kg級   中村 行成(旭化成)    優勝
66kg級   浅見 重紀(兵庫県警)
73kg級   中村 兼三(旭化成)
81kg級   瀧本  誠(日本中央競馬会)
81kg級   塘内 将彦(国士舘大学)  優勝
90kg級   吉田 秀彦(新日鐵)
90kg級   田辺  勝(旭化成)    二位
100kg級  井上 智和(太平工業)
100kg超級 金野  潤(綜合警備)   三位
100kg超級 養父 直人(新日鐵)

(3)オーストリア国際柔道大会 オーストリア国際柔道大会は、2月20日、21日の両日、オーストリア第三の都市リンツ郊外のレオンディングで開催された。本大会への参加国は37カ国、参加選手は355名(男子204名、女子151名)と昨年に比べ大会規模は大きくなった。日本選手及びその成績は次の通りである。

○男子
100kg超級 棟田 康幸(世田谷学園高)
100kg級  井上 智和(太平工業)    二位
100kg級  鈴木 桂治(国士舘高)    優勝
81kg級   瀧本  誠(日本中央競馬会) 三位
81kg級   塘内 将彦(国士舘大)    優勝
73kg級   金丸 雄介(筑波大)     三位
73kg級   宝   実(福岡大)
66kg級   鳥居 智男(横浜そごう)   三位
66kg級   浅見 重紀(大阪府警)
60kg級   堤  時貞(国士舘大)
60kg級   内柴 正人(国士舘大)    優勝

○女子
78kg超級  木屋 好絵(ミキハウス)
78kg級   手島 知佳
70kg級   中村 友栄(警視庁)     三位
70kg級   中市 陽子(ミキハウス)   三位
63kg級   山田真由美(埼玉大)
63kg級   赤野 仁美(セコム)     二位
57kg級   岡崎 綾子(埼玉大)     二位
57kg級   茂木 仙子(住友海上)    優勝
52kg級   海下 澄枝(天理大)
52kg級   五味川みどり(純真女子短大)
48kg級   宮之原まゆみ(ミキハウス)
48kg級   三浦多恵子(コマツ)

4 宮崎国際親善女子柔道大会

平成11年1月20日(水)、宮崎県武道館の開館を記念して、キューバ、フランス、オーストリア、中国、韓国、日本、宮崎選抜の7チームで実施された。本大会は親善試合ではあるが、トーナメント(敗者復活戦あり)で体重別団体試合を行い順位を決定し表彰され、かつ優秀選手も併せて表彰された。このため試合は白熱したすばらしい内容となった。
  優勝  キューバ
  二位  日本
  三位  中国
  三位  韓国

5 その他

講道館"形"講習会の開催について(ご案内)
講道館機構改革と人事異動について
全柔連事務局のペ?ジ(全日本選抜体重別出場者)
講道館講習会(東京都、全日本柔道少年団、沖縄県、岡山県)
故 姿節雄先生のご逝去を悼む
講道館柔道図書館の御案内(3)
ブラジル柔道のパイオニア(10)(石井千秋氏、執筆)
科学のページ「柔道場の簡易な緩衝装置の提案」(射手矢 岬氏、執筆)
少年柔道の指導について(毛呂照明氏、執筆)
講道館月次試合
柔道界展望台
講道館昇段者

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