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機関誌「柔道」

1999年9月号

主要内容
1 ユニバ?シア?ド大会柔道競技

(1)男子の部
第20回ユニバ?シア?ド大会が地中海に浮かぶヨ?ロッパのリゾ?ト地、スペインのマヨルカ島で開催された。柔道競技は7月8日から12日までの5日間、個人戦男女8階級と国別団体戦で競われた。今回のユニバ?シア?ド大会は、柔道、陸上、水泳、体操、サッカ?など10競技で行われたが、柔道競技の参加は、日本で開催された過去3回の大会(第5回東京大会、第13回神戸大会、第18回福岡大会)を除くと初めてである。日本代表選手は、全日本選抜体重別選手権大会及び全日本柔道選手権の結果をもとに選考された。選考に当たっては本年開催される第21回世界選手権代表選手を除き、有資格者の中から最強と思われるメンバ?で構成された。日本選手及びその成績は次の通りである。

無差別     猿渡 琢海(中央競馬会) 三位
100kg超級 棟田 康幸(明治大1年) 優勝
100kg級  鈴木 桂治(国士舘大1年)
90kg級   斉藤 制剛(国士舘大4年)
81kg級   窪田 和則(警視庁)   三位
73kg級   安達 春樹(東海大4年)
66kg級   小見川道浩(綜合警備保障優勝
60kg級   堤  時定(警視庁)
国別男子団体戦(20カ国出場)      第三位

(2)女子の部
 女子柔道競技には、32カ国から119名が参加して熱戦が展開された。女子選手の選考も全日本女子体重別選手権大会のあと審議され、有力なメンバ?で構成された。日本女子選手及びその成績は次の通りである。
無差別    山下まゆみ(大阪府警)  二位
78kg超級 薪谷  翠(筑波大1年) 三位
78kg級  松崎みずほ(帝京大3年) 三位
70kg級  天尾 美貴(コマツ)   二位
63kg級  一見 理沙(筑波大3年) 三位
56kg級  大塚 雅子(コマツ)
52kg級  磯崎 祐子(塩谷建設)
48kg級  長井 淳子(コマツ)   優勝
女子団体戦: 二回戦、イタリアに3?2で敗退。
2 太平洋柔道選手権大会

平成11年7月17日、18日の両日、中華台北において13カ国58名が参加して第11回太平洋柔道選手権大会が開催された。日本選手及びその成績は次の通りである。
(1)男子の部
無差別     村元 辰寛(旭化成工業)   優勝
100kg超級 村元 辰寛(旭化成工業)   優勝
100kg級  井上 智和(新日本製鐵)   優勝
90kg級   三矢  諭(日本道路公団)  二位
81kg級   鉄谷 竜三(警視庁)     優勝
73kg級   岩川 武久(東海大学望星学塾)優勝
66kg級   山野 貴司(国士舘大学)   優勝
60kg級   岸上 寛典(山梨学院大学)  三位

(2)女子の部
日本女子代表選手は若手を中心に選考され、13カ国56名が参加して開催された。日本選手及びその成績は次の通りである。

無差別    室谷 美紀(塩谷建設)  優勝
78kg超級 山本  恵(大阪府警)  優勝
78kg級  森島 直美(埼玉大学)  優勝
70kg級  中村 友栄(警視庁)   三位
63kg級  山田真由美(埼玉大学)  優勝
57kg級  茂木 仙子(住友海上火災)優勝
52kg級  横澤 由貴(住友海上火災)優勝
48kg級  倉持亜佐美(旭川大学高) 三位
3 金鷲旗高校柔道大会

平成11年度金鷲旗高校柔道大会は、7月21日から24日まで、福岡市のマリンメッセ福岡で男子328校、女子119校が参加して開催された。女子は柳川の三連覇なるか、福工大附の二度目の優勝なるか、男子は棟田の抜けた世田谷学園が二連覇できるか、九州勢が金鷲旗を奪回できるか等々話題の多い大会となった。試合成績は次の通りである。

◎男子の部
優勝  東海大第二(熊本)
二位  世田谷学園(東京)
三位  国士舘(東京)
三位  東海大相模(神奈川)
◎女子の部
優勝  土浦日大(茨城)
二位  埼玉栄(埼玉)
三位  淑徳(東京)
三位  夙川学院(兵庫)
4 講道館暑中稽古終わる

講道館恒例の暑中稽古は、7月15日から同月29日までの15日間、開催された。稽古納めの29日午後6時、納め式が実施され講道館長から「暑中稽古皆主席証書」が55名に手渡された。
5 平成11年度柔道夏期講習会終わる

平成11年度柔道夏期講習会は、7月21日から8月6日までの約3週間、今年度も中学生・高校生を中心とした柔道夏期講習会第二部、女子柔道修行者中心の女子柔道夏期講習会、四段以上(女子は弐段以上)の修行者で「形」の修得を目指す柔道夏期講習会第一部が開催された。受講生たちは猛暑の中、所期の目的を果たすために各講習会に臨み、大きな成果をあげたようである。終了証授与者数は次の通りである。

柔道夏期講習会第二部修了証授与者数:164名
女子柔道夏期講習会修了証授与者数:58名
柔道夏期講習会第一部修了証授与者数:118名
6 その他

全柔連事務局のペ?ジ
講道館講習会(青森県、東京都、福井県中体連、広島県、北信越、東京、近畿、九州)
第一回全日本実業柔道連盟指導者講習会
講道館段位推薦委託団体会長会議
オリンピック・ソリダリティ?レポ?ト アメリカ合衆国/グアム(光本健次氏執筆)
アメリカ合衆国での柔道指導及び語学研修を終えて(山田利彦氏執筆)
ブラジル柔道のパイオニア(11)(石井千秋氏執筆)
講道館柔道図書館の御案内(8)(図書資料部)
全日本少年武道(柔道)錬成大会
科学のペ?ジ(高校柔道選手の大学の選び方に関する調査)(中村勇氏執筆)
「さわやか選手賞」の設立とその実践について(小椋孝氏執筆) 
柔道界展望台
講道館昇段者

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