HOME > 機関誌「柔道」 > 2000年10月号

機関誌「柔道」

2000年10月号

目次
1 全日本実業柔道個人選手権大会

第50回本大会は、平成12年8月26日(土)、27日(日)の2日間にわたり、尼崎市記念公園総合体育館において、参加申込総数は560名を数え、男女全階級と22歳未満級と併せて15階級の戦いである。
 第1日目は、男子81kg級、73kg級、66kg級、60kg級、22歳未満級、女子57kg級、52kg級、48kg級の計8階級が行われ、試合終了後、直ちに表彰式も行われた。第2日目は、男子100kg超級、100kg級、90kg級、女子78kg超級、78kg級、70kg級、63kg級の計7階級が行われ、試合終了後閉会式で成績発表と表彰を行い、入賞者に賞状、盾、副賞品が手渡された。
2 全国高等学校柔道大会

  平成12年度全国高等学校総合体育大会・第49回全国高等学校柔道大会は、8月8日(火)から11日(金)までの4日間、岐阜県関市・関市総合体育館で開催された。大会は「切り開け岐阜から未来の1ペ?ジ」をスロ?ガンに、全国各都道府県の厳しい予選を勝ち抜いた団体試合男子51校、女子48校及び個人試合代表選手7階級336名により熱戦が展開された。大会第1日目は、開会式に続き男子団体試合予選リ?グ戦、第2日目は予選リ?グを勝ち抜いた17校による決勝ト?ナメント戦及び男子個人試合(60kg級、66kg級、73kg級)、第3日目は男子個人試合(81kg級、90kg級、100kg級、100kg超級)、最終4日目は女子団体試合がおこなわれた。男子団体試合は、準決勝に大牟田、近大福山、世田谷学園、国士舘の4校が勝ち上がり、世田谷と国士舘の東京同士の決勝となり、国士舘が大会史上初の三連覇を達成し、4度目の優勝を飾った。女子団体試合は、千葉の市立柏と福岡の福岡工大附属の決勝となり、市立柏が驚異的な粘りを見せ大会三連覇を達成した。
3 全国高等専門学校体育大会柔道競技

  第35回全国高等専門学校体育大会柔道競技は、平成12年8月6日(日)函館工業高等専門学校第一体育館において開催された。全国8地区の予選を勝ち抜いた団体12チ?ム(北海道1、東北1、関東信越2、東海北陸2、近畿2、中国1、四国1、九州1、開催校1)による予選リ?グ戦、決勝ト?ナメント戦に続き、60kg級、73kg級、90kg級、90kg超級の各階級16名(各地区代表2名、但し北海道・開催校は1名)による個人ト?ナメント戦、また第4回全国高等専門学校女子柔道選手権大会が同時開催され、52kg級、52kg超級の2階級でト?ナメント戦が行われた。団体戦の決勝は、初優勝を狙う岐阜高専と2年ぶり二度目の優勝を目指す宮城高専との対戦となり結果は3対1で岐阜高専が念願の初優勝を果した。
4 全国中学校柔道大会

 中学生スポ?ツの最大の祭典ともいうべき平成12年度全国中学校体育大会・第31回全国中学校柔道大会が平成12年8月20日(日)から23日(水)までの4日間、「翔べ!若人たちの夢と情熱 今、九州の空に」のスロ?ガンのもと、大分県立総合体育館で開催された。試合は男女の団体戦と男女の個人戦7階級である。試合は女子団体戦は相原中(神奈川)、男子団体戦は大成中(愛知)が優勝した。
5 全国高等学校定時制通信制柔道大会

 第31回本大会は、平成12年8月6日(日)講道館において開催された。全国35都道府県の厳しい予選を勝ち抜いてきた代表、278名が参加し熱戦が展開された。団体戦では、神奈川県が福岡県を4対0で下し、4年連続9度目の優勝を果した。個人戦男子は重量級で宇野佳一(岐阜)が2年連続3度目の優勝を、中量級で伊藤優太(神奈川)、軽量級で中村幸司(青森)がそれぞれ優勝を飾った。女子では山内理(大阪)が初出場で全試合一本勝で優勝した。
6 ロシア連邦プ?チン大統領講道館訪問

photo of president Putin  ロシアのプ?チン大統領の強い要望により、9月5日(火)同大統領の講道館訪問が実現した。当日は大統領に先立ち、森首相が到着。大統領は午後5時20分頃到着し、特別室で柔道衣に着替えた後、館長・森首相とともに大道場に入られた。大道場ではロシア側随行員、日本側政府関係者及び講道館関係者約60名、形の演技、乱取等練習生約70名、日ロ報道関係者約30名、総計約160名が出迎えた。館長の歓迎の挨拶の後、大統領は「畳の上にいるとマイホ?ムに居るような気になりますし、柔道選手の中に居ると家族と一緒に居る気持ちになります。柔道を通じて日本の心、日本の精神を知ることができるだけでなく、他の分野の文化の紹介が始まると思う。日本国民とロシア国民の親交のため努力したい」と挨拶された。その後「投の形」の演武「乱取」等が実施された後、司会者の紹介により練習に参加され、指導員を相手に一本背負投、巴投等7種類8本の技を披露された。終って講道館長から六段位と紅白の帯が贈呈され、合わせて講道館少年部の少女から花束が贈呈され、午後6時20分頃大統領講道館訪問の行事を終了した。
7 その他

全柔連事務局のペ?ジ(五輪壮行式、全柔連公式ウェブサイト「柔(YAWARA)]オ?プン)
講道館講習会(日本中学校体育連盟柔道部、静岡県)
(財)全日本柔道連盟審判員マニュアル(その2)
JUAセミナ?報告 津村弘三氏執筆
「ロシア柔道選手団」来日報告 安本總一氏執筆
アフリカ四カ国柔道巡回指導記 菅波盛雄氏執筆
アメリカ柔道指導を終えて 仙石常雄氏執筆
南からの便り「沖縄サミットでロシア連邦プ?チン大統領歓迎少年柔道錬成大会を開催して」 横田六十一氏執筆
〈科学のペ?ジ〉戦後における嘉納治五郎師範の柔道観の継承に関する研究?「柔道新聞」のメッセ?ジ分析から? 永木 耕介氏執筆
講道館月次試合
柔道界展望台
お知らせ「柔道用語小辞典の販売について」「平成13年講道館柔道カレンダ?」
講道館昇段者
細部は「柔道」10月号をご覧ください。

最新号

バックナンバー