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機関誌「柔道」

2000年1月号

主要内容
1 全国警察柔道大会

 平成11年度全国警察柔道大会は、平成11年11月10日(木)、日本武道館において全国都道府県警察の精鋭48チーム、432名の選手が一堂に集い盛大に開催された。昭和33年から始まった二部制の大会も平成9年に40回という節目を迎えて三部制で実施となり移行処置がとられていた。今回から第一部の下位4チームと第二部の上位4チームの入れ替え、第二部の下位6チームと第三部の上位6チームの入れ替え、第一部は12チーム、第二部・第三部はそれぞれ18チームで本格実施となった。また団体戦は7名の体重別であったが6名となった。試合結果は次の通りである。

◎第一部
 優勝:大阪府警察 二位:警視庁   三位:神奈川県警察
◎第二部
 優勝:千葉県警察 二位:愛媛県警察 三位:長野県警察
◎第三部
 優勝:熊本県警察 二位:岡山県警察 三位:山口県警察
2 全国女子柔道体重別選手権大会

 平成11年度全国女子柔道体重別選手権大会は、平成11年11月23日(火・祝)に日本武道館で盛大に開催された。本大会は、オリンピック並びに世界選手権大会等の国際試合を目指す平成11年度後期の全日本女子柔道強化選手の選考会、12月に開催された福岡国際女子柔道選手権大会の代表選手の選考会、及び2000年シドニーオリンピックの日本代表選手第一次選考会を兼ねており、7階級264名の選手によって熱戦が展開された。試合結果は次の通りである。

◎48kg級
優勝:中島英里子(土浦日本大学高校)
二位:佐藤 慎子(帝京大学)
三位:倉持亞佐美(旭川大学高校):濱野 千穂(東和大学)
◎52kg級
優勝:磯崎 祐子(塩谷建設)
二位:浄法寺しずか(横浜そごう)
三位:猿渡 夏子(ミキハウス):佐藤 愛子(旭川南高校)
◎57kg級
優勝:日下部基栄(福岡県警察)
二位:山田真由美(ダイコロ)
三位:中橋 治美(ダイコロ):岡崎 綾子(埼玉大学)
◎63kg級
優勝:一見 理佐(筑波大学)
二位:木本 奈美(住友海上火災保険)
三位:寺山  茜(東海大学):谷本 歩実(桜丘高校)
◎70kg級
優勝:上野 雅恵(住友海上火災保険)
二位:天尾 美貴(コマツ)
三位:吉田 早希(ミキハウス):中村 友栄(警視庁)
◎78kg級
優勝:松崎みずほ(帝京大学)
二位:手島 知佳(筑波大学)
三位:福場由里子(住友海上火災保険):森島 直美(埼玉大学)
◎78kg超級
優勝:薪谷  翠(筑波大学)
二位:山下まゆみ(大阪府警察)
三位:室谷 美紀(塩谷建設):二宮 美穂(コマツ)
3 全日本学生柔道体重別団体優勝大会

 学生柔道(男子)の体重別団体日本一を決定する第一回大会が、平成11年11月6日(土)。7日(日)の両日大阪府立体育会館において開催された。本大会は、体重別7人戦で、各地区の予選を勝ち抜いた48大学が日本一を目指して激突した。試合結果は次の通りである。

◎順位
優 勝 国士舘大学
準優勝 東海大学
三 位 天理大学
三 位 日本体育大学
◎優秀選手賞
鈴木 桂冶(国士舘大学)
塘内 将彦(国士舘大学)
北川 勝広(東海大学)
飛塚 雅俊(東海大学)
森  大助(天理大学)
荒川 晃有(日本体育大学)
4 全日本学生女子柔道優勝大会

学生女子柔道の団体日本一を決定する第8回大会が、平成11年11月6日(土)、大阪府立体育会館において開催された。昨年度まで本大会はフリ?参加で開催されていたが、平成11年から各地区で予選を行い、勝ち抜いたチ?ム(5人制:24チ?ム、3人制:28チ?ム)が出場する文字通りの全国大会となった。試合結果は次の通りである。

◎順位(5人制)
優 勝 筑波大学
準優勝 埼玉大学
三 位 東海大学
三 位 帝京大学
◎順位(3人制)
優 勝 茨城大学
準優勝 金沢学院大学
三 位 早稲田大学
三 位 名城大学
◎優秀選手賞
▽5人制
薪谷  翠(筑波大学)
岡崎 綾子(埼玉大学)
中野公洋子(帝京大学)
江口  啓(東海大学)
▽3人制
馬場 未咲(茨城大学)
川尻 亜希(金沢学院大学)
中元 雅美(名城大学)
国澤  操(早稲田大学)
5 アメリカ・カナダ国際柔道大会

 アメリカ国際柔道大会は、平成11年10月22・23日の2日間、コロラドスプリングスで、カナダ国際柔道大会は10月30・31日の2日間、モントリオ?ルにおいて開催された。日本選手とその成績は次の通りである。

◎アメリカ国際柔道大会
48kg級 倉持亜佐美(旭川大学高) 優勝
52kg級 横澤 由貴(住友海上)  二位
57kg級 野中 千草(純真女子短大)
63kg級 寺山  茜(東海大学)
70kg級 谷  尚子(市立柏高校)
78kg級 手島 知佳(筑波大学)  優勝
78kg超級 小松崎弘子(拓殖大学) 二位
無差別 小松崎弘子(拓殖大学)    三位

◎カナダ国際柔道大会
48kg級 倉持亜佐美(旭川大学高) 二位
52kg級 横澤 由貴(住友海上)  優勝
57kg級 野中 千草(純真女子短大)優勝
63kg級 寺山  茜(東海大学)  優勝
70kg級 谷  尚子(市立柏高校)
78kg級 手島 知佳(筑波大学)  二位
78kg超級 小松崎弘子(拓殖大学) 優勝
6 ベトナム国際柔道大会

 第7回本大会は、平成11年8月6日(金)・7日(土)の2日間、ホ?チミン市ファン・ディン・ファンスタジアムにおいて12カ国14チ?ム、159名の選手が参加して盛大に開催された。日本選手及びその成績は次の通りである。

◎男子
100kg超級 丸太 広行(日本電信電話)  二位
100kg級 小齊 武志(日本道路公団)   優勝
90kg級 大原 尚喜(東洋水産)      優勝
81kg級 中田 善久(セコム)       優勝
73kg級 川下 裕一(羽田タ?トルサ?ビス)優勝
66kg級 関口 幸三(綜合警備保障)    優勝
60kg級 上野 博史(セコム)       優勝

◎女子
78kg超級 鈴木  香(コマツ)      優勝
78kg級 外岡 裕子(セコム)       優勝
70kg級 石橋 千里(綜合警備保障)    優勝
63kg級 古川 明美(住友海上火災保険)  優勝
57kg級 有櫛 志保(コマツ)       優勝
52kg級 家入 祐江(コマツ)       優勝
48kg級 松本 美香(住友海上火災保険)  三位
7 全日本視覚障害者柔道大会

 天皇陛下御即位10年記念、全日本柔道連盟50周年を記念し、平成11年11月7日(日)17都道府県から59名の選手が参加して講道館において開催された。なお、本大会はシドニ?で開催されるパラリンピックの選手選考を兼ねた大会でもある。試合結果は次の通り。

◎体重別個人戦の部
60kg級  優勝:広瀬  誠(東京)
66kg級  優勝:藤本  聡(徳島)
73kg級  優勝:平井 満治(静岡)
81kg級  優勝:宇和野康弘(宮城)
90kg級  優勝:高垣  治(徳島)
100kg級 優勝:松本 義和(大阪)
シニアの部  優勝:鷲山  良(静岡)

◎都道府県対抗戦の部
優勝:徳島県  二位:東京都  三位:大阪府
8 全国青年大会柔道競技

 第48回本大会は、平成11年11月13日(土)、14日(日)の両日にわたり講道館において開催された。第1日目に団体戦、第2日目に個人戦が行われた。試合結果は次の通りである。

◎団体戦
優勝:茨城県  二位:富山県  三位:青森県  三位:石川県
◎個人戦
▽68kg級(先鋒の部)
 優勝:野村 尚人(青森県) 二位:黒須 裕二(茨城県)
 三位:浜本 英成(広島県) 三位:堀江 圭二(福岡県)
▽75kg(四将・中堅の部)
 優勝:宮本 文昭(茨城県) 二位:阿部  治(青森県)
 三位:弓削 知浩(福岡県) 三位:日高 文博(宮崎県)
▽無差別(副将・大将の部)
 優勝:小滝 由剛(富山県) 二位:杉尾 信弥(兵庫県)
 三位:長谷川 崇(石川県) 三位:網谷 真実(富山県)
9 その他

講道館平成12年行事一覧
IJF教育委員会議事録(中村良三氏執筆)
全柔連事務局のペ?ジ
北から南から(各地だより、青森県・栃木県・滋賀県・島根県・福岡県)
ヨルダン柔道指導報告(石田輝也氏執筆)
イエメン共和国オリンピック・ソリダリティ?報告(福島美智男氏執筆)
講道館柔道図書館の御案内
科学のペ?ジ(心拍数および主観的運動強度からみた立技乱取と寝技乱取の運動強度、古田善伯氏・渡邉和樹氏執筆)
講道館月次試合
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