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機関誌「柔道」

2000年11月号

目次
1 シドニ?オリンピック柔道競技壮行式

  シドニ?オリンピック柔道競技壮行式が8月28日、講道館で盛大に行われた。
2 シドニ?オリンピック柔道競技

  柔道競技は、シドニ?のエキシビションホ?ル1&2において、9月16日から22日までの7日間にわたり盛大に開催された。大会初日、60kg級・野村忠宏選手のアトランタ大会に続く二連覇、女子48kg級・田村亮子選手の悲願の金メダルと好調なスタ?トを切った日本選手団はその後も良く敢闘し、最終日男子100kg超級決勝戦、篠原対ドゥイエ戦での判定問題があったものの、選手はそれぞれ精一杯健闘した。日本選手及びその成績は次の通りである。

◎男子
60kg級   野村 忠宏五段(ミキハウス)  優勝
66kg級   中村 行成五段(旭化成工業)
73kg級   中村 兼三五段(旭化成工業)
81kg級   瀧本  誠二段(日本中央競馬会)優勝
90kg級   吉田 秀彦六段(新日本製鐵)
100kg級  井上 康生四段(東海大学)   優勝
100kg超級 篠原 信一五段(旭化成工業)  二位
◎女子
48kg級   田村 亮子四段(トヨタ自動車) 優勝
52kg級   楢崎 教子三段(ダイコロ)   二位
57kg級   日下部基栄二段(福岡県警)   三位
63kg級   前田 桂子三段(筑波大学)
70kg級   上野 雅恵二段(住友海上火災)
78kg級   阿武 教子四段(警視庁)
78kg超級  山下まゆみ二段(大阪府警)   三位
3 全日本柔道「形」競技大会

  大会は10月1日(日)、全国10地区代表の選手(組)が講道館大道場に集合して開催された。競技種目はそれぞれ競技の順に投の形、固の形、護身術及び五の形である。昨年より投の形は毎年の実施となり、その他の種目は3種目ずつを以て毎年交代で行うことを原則とするようになった。投の形を毎年実施する理由は、その重要度の故である。本年の大会は文部省の後援も得、出場の各組は平素鍛錬の技能を秘められた闘志と集中とを以て競い合い、大会は終始、端然とした美しい礼法の下に実施された。

◎優勝者は次の通り(取、受の順)
投の形 今尾 省司・梶田 和憲(東海)
固の形 山元 一孝・奈須 開生(九州)
護身術 永福 栄治・川島 一見(東京)
五の形 橋本  昇・篠原 範昭(東京)
地 区 北信越
4 JOCジュニアオリンピックカップ全日本ジュニア柔道体重別選手権大会

 本大会は女子が平成12年9月9日に、男子は平成12年9月10日(日)に講道館において盛大に開催された。今大会は10月26日からチュニジアで行われる世界ジュニア柔道選手権大会の代表選考会を兼ねており、各階級18名、計126名の出場選手により熱戦が繰り広げられた。なお、閉会式でJOCジュニアオリンピックカップ(優秀選手)が男子は、100kg超級・高井洋平選手(国士舘高校)に、女子は78kg級・塚田真希女子弐段(東海大)に贈られた。
5 全日本選抜少年柔道大会

 本大会は9月15日(敬老の日・金)東京武道館で全国各地から選抜された団体64チ?ム(小・中各32チ?ム)、個人64名(小・中各32名)計320名の選手が参加して華々しく開催された。

◎団体戦
 中学生の部 優勝 国士舘中学校(東京都・8回目)
 小学生の部 優勝 可部道場(広島県・初)
◎個人
 中学生の部 優勝 岡野 武芳(弦巻中学校・東京)
 小学生の部 優勝 内野 寛和(善柔館・福岡)

6 その他

全柔連事務局のペ?ジ(シドニ?オリンピックにおける判定等の問題についてIJFへ抗議文提出)
講道館講習会(熊本県、栃木県)
カンボジアでのオリンピック・ソリダリティ?講習会 村上 清氏執筆
インドネシアでの指導 小俣 幸嗣氏執筆
日本武道学会に参加して 藤堂 良明氏執筆
マルちゃん杯選抜選手 五輪研修団がシドニ?へ 柏崎 克彦氏執筆
黒帯白帯(投稿欄)五輪選手団の皆さん、感動をありがとう 青山 貴久氏執筆
講道館月次試合
柔道界展望台
講道館昇段者
細部は「柔道」11月号をご覧ください。

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