HOME > ニュース > 柔道の技名称について

柔道の技名称について

topimage.jpg

 

 講道館における柔道の技名称の制定は、明治28(1895)年に投技41本から成る「五教の技」が発表されたことを嚆矢とする。明治の末頃には「釣込腰」が加えられ42本となり、大正9(1920)年には8本の技が除かれ、新たに6本の技が加えられ、40本に改定された。前者を「旧五教」、後者を「新五教」と呼び習わしている。

 

 講道館では、これら48本の投技名称を正式のものとしてきたが、ここにある技法以外の技が用いられるようになった状況を鑑み、新たな技名称の制定について慎重に検討を重ね、昭和57(1982)年4月1日、新・旧五教の技にない投技17本を「新名称の投技」として発表した。

 

 固技についても、昭和60(1985)年2月1日、従来から使われていた19本の技名称以外の技法について、8本を「新名称の固技」として制定した。

 平成9(1997)年4月1日には若干の修正が加えられて投技67本、固技29本となり、これをもって今日まで正式名称としてきた。

 

 平成26(2014)年から多彩化を続ける技術に対応するため、講道館技研究部で、技名称の再検討を行ってきた。今般その結果が次の通りまとめられた。

 

 従来の技名称に加えられたのは、投技では「帯取返」(手技)と「小内巻込」(横捨身技)の2本、固技では「後袈裟固」(抑込技)、「浮固」(同)、「裏固」(同)の3本で、省かれたのは「抱上」(投技・腰技)の1本である。

 

 これにより投技68本、固技32本、合せて100本を柔道の技名称とすることとなった。

 

柔道 技名称一覧

柔道 技名称一覧(PDF)

最新記事

月別アーカイブ