講道館国際柔道セミナー2016及び平成28年度青年海外協力隊技術補完研修が修了しました
2016年4月 6日
講道館国際柔道セミナー2016及び平成28年度1,2次隊青年海外協力隊柔道技術補完研修が3月25日(金)無事修了しました。
参加者はブラジル、ブルガリア、サウジアラビア、マダガスカル、モンゴルの各柔道連盟から派遣されたコーチ計8名と、これから青年海外協力隊員として海外で柔道を指導する予定の研修生5名の計13名です。
セミナー・研修の様子
今回の受講生、カリキュラムは以下の通りです。
受講生
【国際セミナー参加者8名】
Mr. Batdelger BOOROI (モンゴル)
Mr. Chinbat OTGON (モンゴル)
Mr. Ali ADNAN I MENEIAWI (サウジアラビア)
Mr. Yassir HUSSAIN Y AYAD (サウジアラビア)
Mr. Antsa Maria Rafaely RANJATOSON (マダガスカル)
Mr. Manoelina Hery RATOVOSON (マダガスカル)
Mr. Omar Augusto MIQUINIOTY JUNIOR (ブラジル)
Mr. Svilen SKERLEV (ブルガリア)
【青年海外協力隊 28年度1次隊 研修生3名】
岩永 憲門 (鹿屋体大卒 ペルーへ派遣予定)ペルー共和国南部にある同国第2の都市アレキパ市にて、体育庁アレキパ支部に所属し、道場での子供から大人までを対象とした柔道指導、小中学校巡回による初心者に対する柔道の基本指導及び普及活動、市内12のクラブでのコーチ、選手に対する柔道指導、また現地コーチの技術向上の為野指導・助言等が求められている。
荒田 幸里 (関西大卒 ラオスへ派遣予定)ラオス南部にあるサバナケット県にて、同県教育スポーツ局に所属し、10?20歳の男女に柔道を指導し柔道人口増加の為の普及促進、指導者育成を視野に入れた競技力向上、また女子選手の国際大会参加の為の強化コーチング等が求められている。
藤原 巧 (岐阜大卒 教員現職参加 ジンバブエへ派遣予定)首都ハラレにて、ジンバブエ柔道協会に所属し、道場クラブや学校での巡回指導、シニア・ジュニアを対象とした選手の訓練、ナショナルコーチとともに指導者育成のための指導やワークショップ等が求められている。
【青年海外協力隊 28年度2次隊 研修生2名】
森 孝臣 (創価大卒 ドミニカ共和国へ派遣予定)首都サントドミンゴにて、サントドミンゴ自治大学体育学部に所属し、大学の選択制授業において柔道の基礎を正しく理解できるよう支援指導を行なう。また、課外活動の柔道部において国内外で活躍できる選手育成が求められている。
内田 美優 (日体大卒 ブータン)首都ティンプーにて、ブータン柔道協会に所属し、国際大会出場をめざす選手の育成、強化練習の実施、ブータン人指導者へのアドバイス、柔道協会の運営・管理に関する支援等が求められる。
(青年海外協力隊のHPはこちら
募集要項、応募から合格までの流れ等、詳細が確認出来ます。)
カリキュラム
○ 講義
柔道史概論、世界柔道の現状と課題、指導計画の立案、トレーニング理論、審判規定、協力隊事情(協力隊OBによる体験談、アドバイス等) 等
○ 実技
基本動作、投技、固技の基本から応用、連絡技等、形(投の形、固の形、講道館護身術)、指導法(少年指導、初心者指導、安全指導等)、審判法、トレーニング法 等
○ 視察等
東京都柔道選手権大会、全国高校柔道選手権大会、講道館月次試合、都内視察(永昌寺他) 等
研修生の感想
「講道館柔道の本質である「精力善用」「自他共栄」を今回のセミナーで学ぶことが出来た。自国に戻り、子供たちへの指導に役立てたい。」
「長年の夢がかない講道館で柔道を学ぶことが出来、国籍、人種、宗教を越えた友人が出来た。是非将来再会したい。」
「日本食が食べられるようになった。」
「講道館で柔道を学ぶことが出来て、また同じ志を持った仲間と国際セミナーの外国人柔道家達と出会いともに柔道が出来たことが良かった。」
「ここで学んだことを任国で活かせるよう頑張っていきます。」
「柔道に対する見方が変わり、さらに柔道が好きになりました。いい形で伝えられるよう努めます。」
以上