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ルーベン・フーケス国際柔道連盟ディレクターが来館

8月7日(月)、オランダのルーベン・フーケス国際柔道連盟ディレクターが講道館に来館されました。

ルーベン氏は2007年世界選手権リオデジャネイロ大会金メダリスト、2008年北京オリンピック銅メダリスト(全て60kg級)です。

 

現在は国際柔道連盟のチルドレンコミッションのディレクターとして、世界の学校や子どもたちに柔道を普及するための事業を展開しています。

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左から大辻広文国際部次長、ルーベン・フーケス国際柔道連盟チルドレンコミッションディレクター

 

ルーベン氏は休暇で家族と来日し、講道館夏期講習会、柔道資料館、師範像などを見学されました。

今回は特別に少年夏期講習会参加の子どもたちに向け

ゲーム マインクラフト「講道館の謎」を紹介してくれました。

このゲームは国際柔道連盟と講道館の協力によって製作され

公開月から100万人のユーザーが体験しました。

過去の記事はこちら

 

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「講道館の謎」のプロモーションビデオの画面

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手を挙げて積極的に質問する子どもたち

 

ルーベン氏に柔道を始めたきっかけやマインクラフトによる柔道普及の有効性についてインタビューを行いました。

 

ー柔道を始めたきっかけは?

ルーベン氏「私は5歳のとき、両親の勧めで柔道を始めました。勝負、礼儀、相手を尊重する心など、たくさんのことを学びました。選手引退後は国際柔道連盟の仕事をするようになりました」

ーなぜマインクラフトに注目したのですか?

ルーベン氏「国際柔道連盟では子どもたちにいかに柔道を普及するかを課題としています。子どもの頃、私もビデオゲームが好きでしたが、今の子どもたちにとってもポピュラーです。その中でも、マインクラフトは相手と競い合うのではなく、材料集めや街づくりなど、創造的で教育的なゲームであり、柔道を普及するための媒体として最適でした」

ー講道館の謎のポイントと、今後の展開について教えて下さい

ルーベン氏「講道館の謎については、累計で100万人以上がプレイする大ヒットとなりました。日本の歴史ある建築物には様々な神秘性があり、世界中の子どもたちがマインクラフトを通じて多様な文化性に触れることができたことは大きな成果だと感じています。次回作はパリオリンピックなので、パリにちなんだものを構想しています」

 

ルーベン氏のインタビュー記事は雑誌『柔道』2023年10月号に掲載予定です。

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