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講道館国際柔道セミナー2015及び青年海外協力隊柔道技術補完研修

平成27年3月2日から3月25日の24日間にわたり、講道館国際柔道セミナー2015及び青年海外協力隊柔道技術補完研修が開催されました。

 

本セミナーは、海外各国において将来指導的立場に立つ現地若手指導者に対して、正しい講道館柔道の理論と技術に関する教育を行い、指導者として必要な教養を具え、柔道指導の基礎が確立した資質の高い指導者を養成すること、また、これにより各国における正しい講道館柔道の指導を充実させ、世界における講道館柔道の健全な発展を図る目的で実施されています。

 

同時に開催している青年海外協力隊柔道技術補完研修は、青年海外協力隊(JOCV)柔道隊員が任国で指導を行う際、相手国からの要請に的確に応えることができるよう、柔道の技能・知識等の向上の為に実施されています。

 

セミナー、研修の様子

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研修の成果発表の様子

(研修最終日には、各々が本研修で学んだ形を演技、発表しました。)

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閉講式の様子

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今回の受講生、カリキュラムは以下の通りです。

 

受講生

 

【国際セミナー参加者2名】

 

Mr. Eddami ESSAID(チュニジア)

Mr. Slim AGREBI(チュニジア)

 

【青年海外協力隊 27年度1次隊 研修生3名】

 

関口 裕喜 (了徳寺大学卒 ガボンへ派遣予定) 首都リーブルビルにて、ガボン柔道連盟に所属し、市内道場において子供や青少年の柔道指導、地方都市への巡回指導、同国柔道の現状調査等が求められている。

 

小林 大起 (同志社大学卒 チリへ派遣予定) 北部都市イキケにおいて、チリ柔道連盟に所属し、イキケの強化選手育成センターでの活動が中心となる。指導は北部地区の様々な年齢層及びレベルの選手が対象となり、加盟クラブへの巡回指導、指導計画の策定への助言等が求められている。

 

射手矢 弦太 (桐蔭横浜大学卒 パナマへ派遣予定) 首都パナマ市において、パナマ柔道連盟に所属し、パナマ県及びベラグアス県の道場を中心に、12?16才を中心とした選手への技術指導、基礎に重点を置いた練習メニューの提案、作成等が求められている。

 

【青年海外協力隊 27年度2次隊 研修生4名】

 

江口 吹樹 (中央大学卒 サモアへ派遣予定) 首都ウボル島アピアにて、サモア柔道協会に所属し、年少、青年、選抜クラスでの指導、小学校への訪問指導、柔道指導者養成、昇級昇段制度の見直しへの助言検討等が求められている。

 

水野 泰晴 (防衛大学卒 マダガスカルへ派遣予定) 首都アンタナナリボにて、マダガスカル柔道連盟に所属し、柔道指導者の意識改革、指導方法の見直しを実施すべく、連盟関係者と協力しながら、指導者への指導、青少年、初心者に対しての基本、柔道の精神の指導等が求められている。

 

村山 寛 (早稲田大学卒 ラオスへ派遣予定) 首都ビエンチャンにて、ラオス柔道連盟に所属し、ナショナルチーム及び有段者を対象とした強化指導、また、柔道競技人口拡大のため、子どもや若年層を対象とした講習会の開催、南部サバナケットで活動中の協力隊と連携し、地方における柔道の普及、振興が求められている。

 

松本 慎平 (関西大学卒 パラグアイへ派遣予定) 首都アスンシオンにて、パラグアイ柔道連盟に所属し、スポーツ庁承認のもと教育機関で2012年より開始された「柔道教室」にて子どもや初心者への柔道基礎の指導、ナショナルチームへの強化指導、指導者への指導法伝授、普及活動への支援等が求められている。

 

 今回の国際セミナーへは、チュニジアでジュニア層を中心として指導する柔道指導者2名と、JICA(国際協力機構)の青年海外協力隊の一次選考、二次選考を通過した候補生7名の合計9名により行われました。 

 

(青年海外協力隊のHPはこちら http://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen/

 募集要項、応募から合格までの流れ等、詳細が確認出来ます。)

 

カリキュラム

 

講義

柔道史概論、世界柔道の現状と課題、指導計画の立案、トレーニング理論、審判規定、協力隊事情(協力隊OBによる体験談、アドバイス等)

 

実技

基本動作、投技、固技の基本から応用、連絡技等、形(投の形、固の形、講道館護身術)、指導法(少年指導、初心者指導、安全指導等)、審判法、トレーニング法 等

 

視察等

東京都柔道選手権大会、全国高校柔道選手権大会、講道館月次試合、都内視察(永昌寺他)

 

以上

 

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